「紅茶ばかり飲んでいると肌によくない」「ニキビや肌荒れの原因になる」などといわれる場合もあるようです。
基本的には健康的で美容にもよい飲みものという印象を持たれている紅茶ですが、この説は本当なのでしょうか。
今回は、紅茶を飲んで肌への悪影響がある理由やそれを避ける方法、逆によい影響をあたえる方法などについて解説します。
紅茶が肌に悪いといわれる理由
紅茶と名のつくものを飲むことにより肌荒れ・ニキビの原因になることはあり得るのか?→あります。
紅茶、および紅茶製品が肌にわるい影響を及ぼすのは、主に次の2つの理由から。
1.カフェイン
カフェインのもつ脳の覚醒作用により、のむ時間によっては眠りの量と質に影響している場合があります。
カフェインの摂取許容量は日本では設定されていない(できない)ほどに、影響の個人差が大きい物質。
この影響によって「眠りが充分でない」という状態には、本人でもなかなか気付きづらいもの。睡眠不足や眠りの浅い生活が続けば、肌にとってダメージが甚大で肌荒れにつながっております。
またカフェインには、強い利尿作用もあります。これによって体内の水分・ビタミン・ミネラル分が排出された結果、
①体内・表皮の乾燥を引き起こす
②ビタミンやミネラルが不足した状態になる
という2つの理由から肌へのダメージにつながることが考えられます。
ついでにカフェインには、胃酸分泌を増やす作用も確認されています。敏感な人であれば胃の調子を崩してしまい、その結果肌によくない状態になっている…ということもあり得ます。
2.添加物
市販の紅茶系飲料には、砂糖・乳脂肪分・人工甘味料などが添加されているものが大変多いです。
気づかずこれらを習慣的に多量摂取していると、当然ながら肌に悪影響を及ぼしニキビや肌荒れの原因になっています。

紅茶を飲んで、肌に悪く作用する場合とは
上記の理由より、紅茶を飲んで肌への悪影響となるのは主に次の3つの場合です。
1.夜や夕方以降にのんでいる
紅茶に含まれるカフェインの量は100mlあたり30mg前後で、コーヒーの約半分。
カフェインの影響は個人差がおおきく計りづらいものですが、寝つきを悪くする・眠れたとしても睡眠の質が下がる、といった事から肌への悪影響になります。
目安としては、就寝時間の6時間前までにはカフェインを含むものは飲まない方が無難と言えるようです。
2.のむ量が多すぎる
最近の研究(1)によると、紅茶またはコーヒーを1日2~3杯飲む人は認知症や脳卒中のリスクが低くなると分かったそうです。ほかにも習慣的に紅茶を飲む健康的メリットは多数報告されているところ。
しかし紅茶の飲用は1日に約1.3L・1回に約660mlを超えると、カフェインの副作用として入眠障害・焦燥感などが現れてくると言われております(個人差があります)。これらが理由でストレスや肌荒れに繋がっている場合もあるかもしれません。
何事もほどほどにしておくのが良いでしょう。
3:「清涼飲料水」にあたる商品を選んでいる
市販の紅茶飲料は無糖かつストレートの商品を除いて、ほとんど全てに砂糖・乳脂肪分・pH調整剤・香料などが添加されている為、肌への悪影響を考えるならば習慣的に飲むべきではありません。
気を付けましょう。
4:粉末タイプの紅茶商品を選んでいる
清涼飲料水と同じく、粉末のインスタントティーには多くの添加物が含まれます。
気を付けましょう。

紅茶を飲んで、逆に肌によくなる方法
紅茶はそもそも①紅茶ポリフェノール「テアフラビン」のもつ抗酸化作用と②メラニンの生成を抑える「ハイドロキノン」の2つの成分を含むという理由から、そのほかの茶類よりも更に美肌・美白の助けになれる飲料です。
この効果を得るために大切なポイントは以下の3点。
1.自分で作る
ペットボトル飲料などの既に出来ている紅茶の成分量は、抽出してつくった紅茶と比べると有効成分がかなり低くなるようです。可能ならば自分でつくるようにしましょう。
※リーフかティーバッグか、これはどちらを選んでも問題ありません。
2.アイスティーよりもホットでのむ
水出しにした紅茶やアイスティーよりも、茶葉から熱湯で抽出してそのまま、のほうが有効成分をおおく得られるようです。
3.起きてから90分以降~就寝前6時間のあいだでのむ
カフェインのデメリットを受けずに紅茶のメリットを得られるよう、のむタイミングに気をつけましょう。起床から90分以内はストレスホルモンの影響があり、カフェインをのまない方が良いようです。

特に美肌になる紅茶の種類
数ある紅茶の中でもどれを選ぶのが良いか。美肌を目的とした場合は以下の3種がおすすめです。
1.ダージリン
繊細な香りと渋味が特徴のダージリン。ハイドロキノンの含有量が比較的高いようです。
2.アッサム
強い水色とコク深さが特徴のアッサム。テアフラビンの含有量が高いです。
3.ホワイトティー
最高の美肌茶といわれるホワイトティー。
これを「紅茶」と呼ぶのは厳密には違うかもしれませんが、チャノキを酸化発酵させる茶であることはかわりありません。比較的カフェインも少ないです。

美肌によいハーブティーの種類
「ハーブティーは紅茶ではない」と思ったあなた! その通りです。
とは言えこれらも有用な情報かと思ったので、肌によいと言われるハーブの種類をざっと紹介しておきます。
1.ヒース
「エリカ」と呼ばれる小さなピンク色の花をたくさんつけるハーブ。この花からつくったハーブティーは、①体内の酸化酵素「チロシナーゼ」の働きをおさえる点、②メラニンの生成をおさえる「アルブチン」が含まれることから美肌・美白効果が高いとして有名です。
2.カモミール
カモミールには、α–ビザボロールという成分が含まれております。これがアトピー・湿疹・ニキビといった肌トラブルを緩和すること、またメラニンの生成をうながす物質「エンドセリン」の働きをおさえることからシミの予防などに効果的と言われています。
3.アルファルファ
アルファルファのハーブティーは、高い栄養価と体内を浄化するデトックス作用で重宝されています。
また細胞の増殖・組織の修復をたすけるという成分「クロロフィル」含み、特に肌のくすみを無くす効果が期待されるそうです。
4.ローズヒップ
言わずと知れた、ビタミンの爆弾ことローズヒップ。ビタミンCの含有量はレモンの10~20倍だそうな。さらにコラーゲンの生成を助ける作用もあるとのこと。定番の美肌ハーブです。
他にも、エルダーフラワー・ラズベリーリーフ・ローズマリー・ハイビスカス・ネトル・センテラ・カレンデュラ・マテ・ワイルドストロベリー・アロエ・ラベンダー…
といったハーブ各種が、肌へのよい影響があると言われています。

終わりに
紅茶で肌に悪影響のでる理由と、それを避けて逆に紅茶が美肌を目指せるキーアイテムになりうる理由と方法を解説しました。
毎日のおいしい紅茶タイムに、意識して美容効果を得られたらさらにステキなことですね。
よりよいティータイムになりますように。

