「ネトル」というハーブティーをご存知でしょうか。
日本ではあまり有名ではありませんが、海外では日常的なハーブの1つでありブレンドのハーブティーにもよく使われるもの。
特に花粉症などアレルギー症状を和らげる効果が期待されることから、欧米の植物療法では重要な一角を担っている存在です。
今回は、ハーブティーの「ネトル」について紹介します。
ネトルの特徴
日本名は「西洋イラクサ(刺草)」。
茎・葉の表面には「刺毛(しもう)」と呼ばれる細かいトゲがあり、刺さると皮膚が腫れるので注意が必要。成長すると30cmから50cm程度まで伸びることもある、背の高い草です。
ヨーロッパでは2000年以上前から使用された歴史の古いハーブ。春先にネトル・エルダーフラワー・タンポポをまとめて摂取して体質改善をはかる、春季療法とよばれる習慣もあるようです。
ネトルを湯で抽出すると、緑茶によく似たやさしい香りを放つハーブティーになります。
抹茶のような風味があり、意外に和菓子とも相性よし。
ネトルの効果効能
- 抗アレルギー作用
- デトックス効果
- 鉄欠乏性貧血の予防
- 利尿、便通作用
- 痛風の予防
- 前立腺疾患の予防
- 血行促進
- 血液の浄化(浄血作用)
- 収れん作用
- 滋養強壮効果
ネトルは花粉症・ぜんそくをはじめアレルギー症状全般を和らげる効果があると言われています。
アレルギー性鼻炎の患者69名を対象とした1990年の研究で、1週間ネトルを摂取した患者は有意に症状が緩和されたという記録があり。(1)
これは習慣的に摂取して体質改善したいですね。
また特筆すべき点はもう一つ、血液を浄化する作用。
ネトルのハーブティーはヨーロッパで、特に春に摂取することを推奨されています。
冬の間に身体にたまる老廃物が、春の訪れとともに全身でアレルギー症状の原因となってしまうと考えられており、これを解決するためにネトルの「浄血作用」のはたらきが期待されるため。
さらには痛風や前立腺肥大といった代謝性疾患の予防にもなると言われており、色々な効果を発揮することで古くからメディカルハーブとして重用されております。
ネトルの注意点
ネトルのハーブティーを実際に飲用する際には、何に気をつけるべきでしょうか。
下記にまとめます。
妊娠中・授乳中・乳幼児
乳幼児、または妊娠中・授乳中のかたが飲用する場合、事前に医師のアドバイスを受けたほうが良いようです。
刺さると痛む成分を含むトゲがある
葉や茎には刺毛(トゲ)があり、ヒスタミンやアセチルコリンといった発痛成分を含みます。
生では食べたりしないようにしましょう。加工後のドライハーブについては問題ありません。
血圧・心拍を下げる
摂取すると、血圧や心拍数が低下することが分かっている。
普段から低血圧の方や心臓に不安のある方は、飲用する前に医師に相談するとよいでしょう。
利尿作用
利尿作用が比較的強く、日常的に長期間飲むと体内のミネラルバランスを崩してしまう恐れがあります。
また利尿剤を服用している場合、効果が相乗される危険があるため飲用しない方がよいです。
終わりに
ネトルティー、いかがでしょうか。
花粉症はじめアレルギー症状への対策になるということで、お困りのかたは習慣にしてみると良いかもしれません。
よりよいティータイムになりますように。

