ラベンダーティーの効果効能と注意点

茶,珈琲,ハーブ等
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ラベンダーティーを飲んだことはありますでしょうか。

お部屋の芳香剤や衣料用柔軟剤の香りなどに使われることの多いラベンダーですが、その成分はハーブとして優れた特徴的な力をもっており、ヨーロッパでは古くから民間治療薬として活躍しています。

また、最近の研究では「眠りの質をも改善するかも?」という結果も報告されている模様。これは期待大ですね。

今回はハーブティーのひとつ、ラベンダーティーについてまとめます。

ラベンダーティーの効果・効能

  • リラックス効果
  • 鎮静作用(神経を休める)
  • 筋肉の緊張を和らげる
  • 血圧と心拍を鎮める
  • 抗うつ作用
  • 不安を和らげる
  • 安眠
  • 神経性胃炎を抑える
  • 抗菌・抗ウィルス効果

香りのもとである「リナロール」「酢酸リナリル」という成分による、優れたリラックス効果・鎮静作用が特徴。

不安や緊張を緩め、心と神経のバランスを保ちます。
ストレスが原因の頭痛・めまい・不眠・消化不良・吐き気といった諸症状にも効果があり、“気持ちを落ち着ける・たかぶった神経をクールダウンさせる”という点で強力な力を持ったハーブです。

ラベンダーの「安眠効果」についての研究

ラベンダーは睡眠の質を向上するかも、ということが最近分かってきたので1つ紹介しておきましょう。

こちらはラベンダーと睡眠の関わりを調べた、サンパウロ連邦大学(ブラジル)による2021年4月の研究です。(参考)
不眠症の症状をもつ35名の女性が被験者、期間は29日間。

この研究によると、寝る前にラベンダーの精油を吸引することで

・睡眠潜時(寝付くまでの時間)
・睡眠時間
・日中の機能障害
・抑うつ傾向
・更年期症状

上記の項目に改善が見られた、とのことです。
睡眠状態だけでなくメンタルや更年期症状にも働きかけるとは素晴らしいですね。

ラベンダーの「不安・うつ改善」の研究

もうひとつ、ラベンダーティーによる不安感の改善を調べた2020年の研究を紹介します。(参考)
うつ病に悩む60名の高齢者が被験者、期間は2週間。この研究によると、

・ラベンダーティーを飲んだグループは、そうでないグループよりも不安感と抑うつ傾向が有意に改善した

とのこと。精油の吸引を調べた研究は多くともハーブティー飲用の研究はあまりない印象なのですが、これは興味深い結果ですね!

安眠、リラックス、不安感への対策にラベンダーティーを使うのは、有効な一手と思ってよさそうです。

ラベンダーティーの注意点

ラベンダーには複数の種類がある

あまり知られていないことですが、実はラベンダーには複数の種類があって、それぞれ効果や注意点もすこし異なります。

・真正ラベンダー
ふだん私たちがハーブティーとして見かけるものの多くがこちら。
コモンラベンダー・イングリッシュラベンダー等とも呼ばれます。ハーブとしての作用も他の種類に比べて穏やかで優しく、特に人を選ばず飲用として使用可能です。

・「スパイクラベンダー」または「ラバンジン」
感染症予防に高い効果を発揮します。また抗炎症作用と去痰・鎮咳・粘膜溶解作用に優れ、風邪などからくる呼吸器系の不調時に◎。
ただし真正ラベンダーよりも少々毒性があり、念のため乳幼児・妊娠中・授乳中の人は控えるべきです。

・フレンチラベンダー
皮下脂肪を取り除く作用があり、ダイエットの補助効果を期待できるラベンダーです。
ただしケトン類・オキシサイド類という毒性の強い成分を含む為、高血圧・乳幼児・妊娠中の人は控えること。

妊娠中の使用には注意が必要

上記3種のうち「真正ラベンダー」だけは、特に人を選ばないとは言われているようですが…
ラベンダー全般には通経作用がある為、念のため安定期に入るまでは使用を避けたほうが良い、という向きの意見もあるようです。
さらに万全を期すならば、安定期以降も医師の判断に従って使用するほうがいいでしょう。

終わりに

ラベンダーティー、いかがでしょうか。

ハーブティーは全般的に「リラックスさせる」という力をもっている物が多いですが、中でもラベンダーは実験結果としても比較的確かな効果を示しているようです。

複数のハーブを用意して、ハーブの香りが眠りの質に影響するかを調べた実験ではラベンダーだけが優秀な結果を残した、という情報もあり。

都市の生活は、意識しないとリラックスした時間を取ることができないものです。
ぜひ試してみてくださいね。

毎日に、よい習慣ができますように。