紅茶用のポットはなにか持っていますか?
紅茶をリーフ(茶葉)から作るならば、できれば家に常備しておきたい道具のひとつ。
急須やコーヒーサーバーを代用して済ませることもできますが、茶葉を使って紅茶を淹れる機会が多い場合には、それ専用にティーポットを用意することをお勧めします。
今回は最初の紅茶用抽出器として一押しの、ガラスティーポットの魅力をお伝えしたいと思います。
ガラス製のティーポットを選ぶ理由TOP5
- 価格帯がお手頃である
- 蓋を取らずに抽出の様子を確認できる
- 茶しぶが残りづらい
- 外見がシンプルで部屋に馴染みやすい
- 茶葉のジャンピングを眺めることができる
初めて買うティーポットに私がガラス製をお勧めする理由は、大きく分けて上記の5つです。
順に解説しましょう。
1. 価格帯がお手頃である
白磁器や金属製のティーポットは凝った装飾を施されていることが多く、かつ機能性も優れているとなるとそれなりのブランドが作っており、高いお値段になりがちです。
耐熱ガラス製であれば、必要な機能性をカンペキに備えていながら1,000〜2,000円前後で手に入るものも多く、選び放題です。
また使う頻度が高いと経年劣化も早く、気軽に買い換えられるほうが良いでしょう。万が一落として割れてしまったとしても、ショックが小さくて済みますね。
2. 蓋を取らずに抽出の様子を確認できる
紅茶を抽出しながら、茶葉の開き具合や湯の色の変化、また温度変化などの様子を目で見て確認できた方がよい場合があります。
このとき磁器や金属製だと、その都度フタを開けてみる必要がありますが、透明なガラス製であれば横から一目でわかります。
3. 茶しぶが残りづらい
紅茶の色は白磁器などには残りやすく、油断するとすぐに多くの食器が「茶しぶが付いているな」と一目でわかる状態になりがちです。
特に多くの茶葉に触れさせる時間の長い抽出器は、茶しぶが残りづらくて最もお手入れが容易なガラス製にしておくと、紅茶を入れる頻度が高くてもさほど負担を感じずに済みます。
慣れていないうちは、このことによってティータイム頻度が多くなり、すぐに上達できるでしょう。
4. 外見がシンプルで部屋に馴染みやすい
白磁器や金属製のティーポットは、形や色・柄のテイストが凝っているものが多いです。これがキッチンやリビング、自室のインテリアとちぐはぐな印象になってしまうと、せっかくのティータイムに余計なことが気になってしまいますね。
ガラス製のティーポットはシンプルなものが多く、どんな部屋でも邪魔になりません。
5. 茶葉のジャンピングを眺めることができる
紅茶を美味しく抽出できる条件が整った状態のとき、抽出中に茶葉が浮いたり沈んだりを繰り返す「ジャンピング」という現象が起こります。
ずっと様子を見る必要はもちろん無いのですが、個人的には癒し効果のある風景だと思います。
作業がひと段落しての休憩時間、お気に入りの茶葉が美味しい紅茶になる様子をゆっくりと眺める… これはすばらしい時間ですね。
紅茶の抽出器を選ぶ、その他の条件一覧
ガラス製ティーポットの魅力を知って頂けたところで、さらに具体的に選ぶ基準をお伝えしておきましょう。
①球体に近い形であること
美味しい紅茶を抽出する条件のひとつに「お湯の対流を起こす」という点がありますが、この為には抽出器が球体に近いほどに理想的です。デザイン性を重視した変則的な形のティーポットも増えていますが、それは抽出には使わずに提供時のサーバーとしての役割としておきましょう。
ただし、ダージリンティーなどの「渋み」を最重要視する紅茶が最もお気に入りの場合は少しだけ変わります。「縦に長い楕円形」のティーポットを抽出器として選びましょう。これは浸透圧の関係から味を左右する要素を最適化するためですが、詳しくはお話が長くなってしまうのでここでは控えます。
②金属製、特に鉄製は避けること
紅茶の成分は鉄と反応して結合し、不快な酸味をともなう味に変質します。
陶器・磁器・ガラス製のいずれかを選びましょう。
ただし金属の中でも、銀製だけは例外。お手入れに少々気をつかう事を除けば、優れた抽出器の素材です。
③容量は出来る限り、人数分ちょうどの大きさで
大は小を兼ねる、という言葉がありますが… これはティーポットには当てはまらないと思いましょう。
1人または2人分を入れる時に、5~6人分を作れる大容量の抽出器を使っては、「お湯の温度」「お湯の対流」2つの点から見て茶葉の味を活かしきる抽出を実現することが出来ません。
出来るだけ、人数分ちょうどの容量に近いものを選びましょう。
終わりに
いかがでしょうか。
「全ての条件を満たしつつ、かつ外見も最高に好みのティーポット」というのはなかなか見つけるのが難しいかも知れません。しかしもしも、そういう逸品に偶然にも出逢えた時には「最高のお宝を見つけた」と思って頂きたいところです。
そんな出会いがあった際は、ちょっとだけサイフの紐がゆるくなったとしても後々「あのときは素晴らしい判断をしたな」と思い返せるはずです。私はそうでした。
あなたにとってのティータイムが、素晴らしいひと時になりますように。

