紅茶をのむと花粉症対策になれる理由。より効果的な種類も紹介

紅茶について
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春になってきました。
この時期、花粉症をおもちの方には鼻や目がかゆくてクシャミ等もつらくなってきますね。

じつは紅茶を飲むことで、花粉症への対策になる…という事をご存知でしょうか。

今回は、紅茶のもつ花粉症への予防・対策効果について解説しましょう。

紅茶が花粉症に効果的といわれる理由

まずは紅茶をのむと花粉症の対策に効果的と言われている理由から。

紅茶に含まれる「カテキン類」を摂取すると、体内でヒスタミンの放出を抑える働きがあるということが分かっています。
その効果量は、なんと抗アレルギー薬のトラニラストと同等だとのこと。

アレルギー反応には、
①即時型(花粉症・喘息・食物アレルギーなど。別名アナフィラキシー型)
②遅延型(接触性皮膚炎・金属アレルギーなど。別名ツベルクリン型)
の2種類があります。紅茶をのむことは、この両方のアレルギーに対する緩和効果がみとめられているようです。

紅茶が花粉症の対策になると実証された研究

また、2005年に行われた日本薬科大学と伊藤園の共同研究(1)によると…
「カテキン類」を日常的に摂取することで、花粉症のうち

①鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)
②目の症状(かゆみ、涙目)
③生活の支障度

これらが有意に緩和した、という結果になったそうです。
実験主催が利害関係者なので、やや信頼性は下がるかもしれません。がデータとしては有用なものと言えるでしょう。

そして、2021年1月に宮城大学から発表された研究(2)によると…
従来の治療法で用いられる薬が「放出されたヒスタミンのはたらきを抑える」効果であるのに対して、カテキンとカフェインを同時に摂取すると、「ヒスタミン放出前の段階で抗アレルギー作用がはたらく」ということがわかったそうです。

これはスゴイ事ですね。

紅茶と腸内環境の関係

さらにもう1つ紹介しておきたいことがあります。

アレルギー症状といえば腸内環境が荒れていると症状が悪化しがち、とはよく知られているコトだと思います。
ここで、2017年9月にカリフォルニア大学で行われたマウス実験(3)によると…

・緑茶ポリフェノールと紅茶ポリフェノールは、どちらも脂肪の代謝を高めて減量の役に立つ(同じくらい)
・紅茶ポリフェノールは緑茶ポリフェノールよりも、腸内環境の改善に効果が高い

という結論になったそうです。
なんでも緑茶ポリフェノールはより体内に吸収されやすいが、吸収されづらく腸内に長く残る紅茶ポリフェノールの方が腸内環境の向上に与える影響が大きいようだ、とのこと。

どちらのお茶も健康的、とは思っていましたが、そんな違いがあるのですね。

紅茶で花粉症対策をする際の注意点

花粉症への対策に紅茶を使う際には、主に次の2つのことに注意しましょう。

1. 多量に飲んでもよく効く訳ではない

「○○が効果的と実証された」と聞くと、たくさん摂取すればよく効くような気がしてしまいますね。
しかし、茶は多量に飲むとむしろ身体を害するものになります。

加えて言うと「ポリフェノール」という物は全般的に、体内に貯蔵しておくことのできない成分。このため、日常的な習慣として適量ずつ摂取し続けることが大事です。

2. カフェイン

紅茶には、同量のコーヒーと比べて約半分のカフェインが含まれます。
>>参考:紅茶を飲むメリット20個

カフェインは眠気覚ましになったり集中力や運動能力を高めたりと有用な成分ですが、多量に摂取することで入眠障害や焦燥感などのデメリットがあらわれる場合があります。

体質によっては、俗に言う「カフェインアレルギー」によって吐き気・頭痛・ジンマシンなどが発症する恐れもあります。何事も過剰はよくないですね。

紅茶のうち、花粉症対策にオススメの種類

ここで、花粉症を本気でなんとかしたいと思っている方へのオススメをひとつ紹介。

紅茶とミントのブレンドティー

まれに、紅茶の茶葉とドライハーブのミントを合わせたブレンドティーが商品として見つかります。
この紅茶は、花粉症に対して長期的にみてもOK、ミントが入っていることで即効性もあって最高。ぜひお試しください。


ミントティー50g / マヤティー

紅茶の他に、花粉症の予防効果が期待できるもの

花粉症の対策に定番と言われるものばかりですが、紅茶以外で効果が期待されているものを紹介しておきます。

①べにふうき緑茶
茶の品種のうち「べに○○」と付くものは、もともと良い紅茶を作るために品種改良されたもの。
そのうち「べにふうき」という品種で作った緑茶には、ヒスタミンの働きを抑える成分「メチル化カテキン」が多く含まれることがわかり、花粉症予防に効果が期待されています。

メチル化カテキンは発酵過程により失われてしまう成分である為、べにふうき紅茶よりもべにふうき緑茶の方が期待度が高いです。

②レモンバーム、またはローズマリーのハーブティー
主成分のロスマリン酸というポリフェノールに、アレルギー反応をおさえる働きがある、ということで花粉症対策に効果が期待されるハーブティーです。

③甜茶
甜茶ポリフェノールにはヒスタミンをおさえる働きがあり、こちらも花粉症対策に期待されるお茶のひとつです。
なお、甜茶の中でもバラ科の薬草を含むものがオススメ。GOD型エラジタンニンという成分を多く含み、これがヒスタミンの過剰分泌を抑えてくれるようです。

③ルイボスティー
ルイボスティーに特有の成分SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)が強力な抗酸化作用をもつ。
即効性はないですが、ながく習慣的に飲用することで花粉症の発症しづらい体質に変えることが期待できます。

④ナッツ
ドリンクではないですが、小腹がすいた時のお菓子をナッツに置き換えるのは非常に効果的。
特に、カシューナッツとアーモンドには抗ヒスタミン成分が豊富に含まれるようです。

終わりに

花粉症対策に紅茶の習慣、いかがでしょうか。
アレルギー疾患は一朝一夕には解決できない問題です。しっかりと毎日の習慣として身につけて、自分のカラダに優しく向き合えるといいですね。

よいティータイムになりますように。