お茶、コーヒーなどの毎日飲んでいるドリンクについて、それぞれの効果を知っておこう!
と常々主張しているこのブログです。
ココアといえば、寒くなるとたまに飲みたくなる…くらいの認識をされている場合が多いようですが、「じつは食物繊維が豊富」「ポリフェノールがすごいらしい」といった事で注目が集まっているドリンク。あらためて情報をまとめておくのも良いでしょう。
今回はココアの有効成分についてまとめます。
ココアの種類
市販のココアには、大きく分けて
ピュアココア・純ココア
ミルクココア・調整ココア
の2分類があります。
ミルクココアと調整ココアのほうは砂糖・香料・乳製品・pH調整剤などが添加された商品のため、健康効果を期待する者がデイリーユーズ品としてこちらを選ぶのはNG。
商品名称が「純ココア」となっているものを選ぶことをお勧めします。
ココアの有効成分
カフェイン
コーヒーや紅茶と比べて少ない量ではありますが、ココアもカフェインを含んだ飲料です。
含有量は、ピュアココア5gあたり約10mg。(参考:コーヒーは60mg/100ml)
カフェインは、
- 覚醒作用 (眠気覚まし)
- 疲労回復効果
- 鎮痛
- 集中力の増進
など、様々な効果を発揮します…が、コーヒー・紅茶・緑茶など他の飲料と比べてココアに含まれるカフェイン量はごく微量です。カフェインの効果、覚醒作用・集中力増進などを主に期待する場合には、他の飲料を選ぶようにしましょう。
その分、睡眠へ与える悪影響もわずかになりますが、カフェインに敏感な方は寝るより4時間前までには摂取を終わらせておくのがベターかと思います。
テオブロミン
テオブロミンは、カカオに含まれるアルカリに似た化学物質。
チャノキやコーヒーやコーラという植物にも含まれるが、自然界ではなかなか珍しい成分のようです。その効果は、
・血行の促進
・気管支の拡張
・利尿作用
・性感染症の治療薬
・自律神経を調整する
・脳内物質セロトニンの働きを助ける = 脳の活性化
と様々あります。
カカオフラバノール
ココアに含まれるポリフェノールの一種。
その人体への効果は非常に優秀で、
・心疾患の予防 (参考)
・体内で一酸化窒素を生み、血圧を改善する作用 (参考)
・顔のシワを減らす効果 (参考)
・脳の血管と酸素量に影響して、一時的に脳機能を高める効果 (参考)
などの嬉しい作用が、いろいろな研究で明らかにされております。
リグニン
リグニンはココアに含まれる食物繊維のうち半分以上を占める成分。
不溶性の食物繊維のため、水に溶けず便のかさを増すことで腸壁を刺激して、お通じをよくしてくれます。
さらに他の食物繊維と異なる点は、便のにおいを吸収する働きもあるということ。ガスのにおいや腸の不調からくる体臭にお悩みのかたにはココアの飲用習慣がオススメです。
食物繊維
ココアに含まれる食物繊維は食品の中でもかなり多量で、ピュアココア100gあたり
水溶性食物繊維:6g
不溶性食物繊維:18g
となっています。
同じ量のゴボウが水溶性:2.3g、不溶性:3.4gなので、これは非常に優秀ですね。
食物繊維を摂取することは、便秘改善・腸内環境の正常化に役立ちます。
その他
ココアは上記さまざまな有効成分の他にも、カルシウム・カリウム・鉄・ビタミンB2・B6・B12、といった成分が豊富。
タンパク質・脂質・糖質も多く含み、たいへん栄養価が高い飲料です。
ココアのさらに効果的な飲み方
ココアのもつ健康効果を最大にする方法を紹介します。
牛乳を同時に摂らないこと
乳製品とポリフェノールの相性がよくない、というのは昔から言われていた事。
牛乳と合わせると、ポリフェノールは牛乳中のタンパク質と結合して抗酸化作用がダウンするということが分かっています。(参考1,2)
最大限にカカオポリフェノールの恩恵を受けたいという場合には、純ココアに牛乳を使わず飲むようにしましょう。はじめは少々味気なく感じますが、わりとすぐ慣れます。
ただし、「どのくらい低下するか」については研究によってバラバラの結果であり、はっきりと解らないようです。ここにはあまり神経質にならず、美味しさ重視で牛乳を混ぜたココアを飲むのも良いと思います。
おわりに
ココア、いかがでしょうか。他の飲料と比べて、
・疲労回復
・便秘改善
・血圧の改善
・自律神経の調節
・心疾患の予防、血管をきれいにする作用
このあたりへの期待が高い飲料であるかと思います。
ココアを上手に使って、よりよいティータイムになりますように。

